ロジカルシンキングを実践する上で、気をつけたいのが思考のバイアスだ。知らず知らずのうちにビジネスパーソンに求められる論理的思考を妨害する。 少ないものには価値があるという「希少性」に対する思い込みもその一つだ。 「フェラーリを求めるならば待たなければならない。美女と食事をするまでのわくわくする感情、それと同じ楽しみが味わえる」日経産業新聞14.02.05 フェラーリのルカ・ディ・モンテゼーモロ会長が取材で語った言葉だそうだ。供給台数が多すぎるということで、同社は2013年の販売台数を前年比4%減とした。 成長が前提の世の中でうら … [Read more...]
大雪予報は無難?論理的思考を妨げる悲観思考のバイアス
ロジカルシンキングの実践の邪魔をするのが、思考のバイアスだ。いわば脳の持つ「癖」だ。知らず知らずのうちにビジネスパーソンに求められる論理的思考を妨害する。 物事を悪い方へ悪い方へと考えてしまう「悲観思考」のバイアスもその一つ。 大雪予報のおかげでダメージを軽減 「あすは西日本と東日本の平野部で雪が積もり、東京では去年1月を上回る大雪となるおそれがある。暴風にも警戒が必要だ」(気象庁臨時期会見NHK … [Read more...]
ロジカル・ライティングで論理思考力を高める【ピラミッド構造】
これまで2回にわたり、Kisobi「ロジカル・ライティング研修」の内容から抜粋し、論理表現力の基本概念である「メッセージ」について、ご紹介してきました。 1.メッセージの定義 2.メッセージの種類 3.(メッセージの)ピラミッド構造 「1.メッセージの定義」では、 メッセージは「主語と述語の明確な表現(文)」である こと、 「2.メッセージの種類」では、 メッセージは「記述」「評価」「規範」の3種類に分けられる ことを説明しました。 今回は、締めくくりに、論理的にメッセージを組み立てる方法として「3.(メッセージ … [Read more...]
ロジカル・ライティングで論理思考力を高める【メッセージの種類】
前回から、Kisobi「ロジカル・ライティング研修」の内容の一部を抜粋し、論理表現力の基本概念である「メッセージ」について、3つのパートに分けてご紹介しています。 1.メッセージの定義 2.メッセージの種類 3.(メッセージの)ピラミッド構造 前回、「1.メッセージの定義」では、 メッセージは「主語と述語の明確な表現(文)」であり、ビジネス文書を構成する「部品」である、と説明しました。 今回は、「2.メッセージの種類」について説明します。 メッセージの理解を深めるには、その「種類」を識別することが有益です。メッセージは … [Read more...]
ロジカル・ライティングで論理思考力を高める【メッセージの定義】
本屋さんのビジネス書のコーナーに行くと、「ロジカルシンキング」や「論理思考」などの言葉を含むタイトルの本がたくさん並んでいます。ビジネスやマネジメントを学びたいという人には、定番メニューになっていますね。 MECEやロジックツリーのような基本的手法を解説したもの、戦略立案のフレームワークまで紹介しているもの、子供でも分かるように易しく書かれたものなど、内容はさまざまです。 その多くは、どうやって物事を論理的に考えるか、整理するか、を学ぶものです。 ビジネスの実際の場面では、それに加えて、考えた事をどうしたら相手に分かりやすく伝えられるかの技術 … [Read more...]