本屋さんのビジネス書のコーナーに行くと、「ロジカルシンキング」や「論理思考」などの言葉を含むタイトルの本がたくさん並んでいます。ビジネスやマネジメントを学びたいという人には、定番メニューになっていますね。
MECEやロジックツリーのような基本的手法を解説したもの、戦略立案のフレームワークまで紹介しているもの、子供でも分かるように易しく書かれたものなど、内容はさまざまです。
その多くは、どうやって物事を論理的に考えるか、整理するか、を学ぶものです。
ビジネスの実際の場面では、それに加えて、考えた事をどうしたら相手に分かりやすく伝えられるかの技術(論理表現力)も大切です。
Kisobiでは、その「論理表現力」の部分を中心にした「ロジカル・ライティング研修」を提供しています。
この研修では、論理的な文書作成方法の学習を通じて、ロジカル・シンキングの技法を身につけることができます。
これから3回にわたり、研修内容の一部を動画で紹介し、論理表現力の基本的な概念である「メッセージ」について説明していきます。
<紹介予定内容>
1.メッセージの定義
2.メッセージの種類
3.(メッセージの)ピラミッド構造
論理的な文書は、頭から適当に書き進めればできあがるものではありません。
構成要素を「メッセージ」という部品に分け、それを論理的に組み合わせることで完成します。
今回は、初回として「メッセージの定義」をご紹介します。
【メッセージの定義】 1/2
(解説:ヘンリー高杉 2分13秒)
<内容>
・メッセージとは?
メッセージは、「文書を作成する上での部品」です。文書の作成は、部品としてのメッセージを組み合わせる作業です。
・文書メッセージ
・章メッセージ
<動画スライド> (1/2,2/2共通)
【メッセージの定義】 2/2
(解説:ヘンリー高杉 2分2秒)
<内容>
・段落メッセージ
・文章メッセージ
・メッセージの表現形式
メッセージは、「主語と述語の明確な表現(文)」と定義します。特に感情が込められた文章でなくても、「文」であれば、「メッセージ」とします。
次回は、「メッセージの種類」をご紹介します。
<参考書籍>
論理表現力ーロジカル・シンキング&ライティング(高杉尚孝著)
- ビジネスモデルが会計の数字を決める(後編)|大津広一氏インタビュー - 2014年11月4日
- ビジネスモデルが会計の数字を決める(前編)|大津広一氏インタビュー - 2014年10月30日
- ビジネスリーダーになるには会計・財務スキルは必須 - 2014年9月12日