松井秀喜選手に国民栄誉賞が授与されることが固まった。 松井選手のファンとしてはとてもうれしい。 卓越したアスリートであることに加え、松井選手は優れた“思考家”でもある。私は、彼から多くの思考方法を学んだ。 松井選手は消極的な思考? そのひとつに、「しょうがない思考」がある。 松井選手は「しょうがない(仕方ない)」というフレーズを含むコメントを多く残している。 不本意な成績でシーズンを終えた際、 “何か不完全燃焼という感じですがしょうがない” 試合でヒットを出せなかった際、 … [Read more...]
「絶対にあってはならない」は危機管理における不適切な哲学
3.11(東日本大震災)から二年が経った。 危機管理広報アドバイザーとしての経験から、私は事故、事件、不祥事などに対する危機管理において、「適切な哲学」と「不適切な哲学」があるという結論を持つに至った。 福島原発事故は、危機管理における不適切な哲学を如実に表しているように思えてならない。 (本日の内容の動画を最後に掲載しています) 不適切な哲学とは? 危機管理を考える上で、不適切な哲学とは、 「事故は絶対に起きて(起こしては)はならない、なぜならそれは絶対にあってはならない最悪の悲劇だからだ。」 で … [Read more...]
アマゾン・ドット・コムの強さの源泉は愛される顧客サービスにあり
昨日、米アマゾン・ドット・コムが、日本でもこれまでより一回り画面サイズの大きい「キンドル・ファイアHD」の予約発売を開始した。ますますタブレット戦争が激化しそうな雰囲気である。 先日、米アマゾン・ドット・コムの海外国別売上高がはじめて公表され、2012年12月期の日本での売上高が約7300億円だった、とのニュースが流れた。 日本の大手百貨店の売上高に肩を並べる規模である。もう、外国企業と意識する事もないくらい、私たちの日常生活に深く浸透してきていると言えるだろう。 ちなみに、同期間のアマゾンの総売上高は610億9300万ドル、海外売上高は … [Read more...]
日馬富士、イチローのモチベーションは、重圧(恐怖心)からの解放感
2013年2月の大相撲トーナメントにおいて、白鵬、日馬富士と、横綱陣が敗退するなか、西の大関・鶴竜が優勝した。本場所と違い、トーナメント方式の試合では、番狂わせが起こり易いので、見ている方は、面白い。 そういえば、2013年1月の初場所では、横綱・日馬富士は、今回のトーナメントで優勝した鶴竜を14日目に寄り切りで下し、千秋楽を待たずに優勝を決めた。結果、全勝優勝、2場所ぶり、5度目の優勝だった。 日馬富士は新横綱としてデビューした2012年九州場所で9勝6敗に終わり、批判を浴びた。2場所目で横綱としての初優勝、しかも全勝優勝 … [Read more...]
間違って使っていませんか?ビジネスにおける「リスク」の意味
グローバル化が進むにつれ、リーダーに求められるスキルは増えてくる。 なかでも「リスク」に対する理解は大切だ。環境が変われば、業務、テロ、文化、政治、天災など多方面においてのリスクがおのずと変化する。 「リスク」の意味 日常生活において「リスク」というと、「下方リスク」という意味で使う場合が多い。 事件、事故、不祥事などを含む、起こりえるいやな出来事がそれだ。 今、トラックが猛スピードで走っているとしよう。 その行く手に飛び出すという行為を想像していただきたい。 &nb … [Read more...]