どのように英語を学ぶと良いかという質問をよく受けます。
今回ご紹介する手法は、レシテーション “recitation” です。
音読の一歩先をゆく、英語をrecite(暗唱)する訓練法です。
内容のしっかりとした英語を空で覚えてしまうまで、読んだり聴いたりする練習法です。完璧に暗記しなくとも、かまずに読み上げられるまで繰り返し音読練習します。
Recitationは、ピアノの練習に似ています。同じ曲を何度も弾く事により自分のものにしていくのと同じ要領です。
ピアノの発表会をリサイタルとも言いますね。これはまさに ”recital”。つまり、曲をreciteすることに他なりません。
Recitationの対象としては、歌詞、お芝居の台詞、有名なスピーチなどがよいでしょう。
なぜなら、これらは内容がしっかりしていることに加え、スクリプトを手に入れやすいからです。また、発音やイントネーションのお手本となる音声情報も簡単に手に入るからです。
音声をオウム返しに追って行くshadowingと異なり、recitationは暗唱を目指して英文を読んだり聴いたりする訓練の積み上げとなります。shadowing同様に、スピーキング、音調、スピード感の練習になります。
(参考:シャドーイングでリスニングとスピーキング力UP|オススメの英語上達法)
また、部分的でも暗記できていると、会話の話題にしたり、周りをimpressしたりすることもできます!
暗唱を前提とすると、尺としては、1〜3分程度がよいでしょう。
同じ材料を、スムーズにできるまで根気よく繰り返しましょう。
例として、3つ動画を作りました。参考になれば幸いです。
歌詞の分野からは、
Man of La Mancha の The Impossible Dream
お芝居の台詞から、
Shakespeare のHamlet の Soliloquy,
スピーチの分野から、
Abraham Lincoln の Gettysburg Address
発音スタイルとしては、英語や米語のどちらかに偏らない様、中立的にしておきました。でも、ハムレットはどちらかと言えば英国よりです。
by 高杉尚孝(たかすぎひさたか)
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Man of La Mancha から The Impossible Dream
Shakespeare のHamlet の Soliloquy,
Abraham Lincoln の Gettysburg Address,
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