アウトラインを伝えて、いよいよ本題に入りますが、その前に、聴衆からの質問を受け付けるタイミングを確認しましょう。
質疑応答のタイミングには二つのチョイスがあります。質問をプレゼンテーションの最中に受け付けるのか、または、最後に受けるのかの二つです。
プレゼンテーションの最中に質問を受け付けることによって、よりインタラクティブなプレゼンテーションであるとの印象を醸し出す事ができます。ただし、プレゼンの流れが途切れたり、時間の管理がし辛くなったりするリスクがあります。
一般的には、最後に質問を受ける形にしておくのが無難です。
では、例文をみていきましょう。(最後に解説動画があります)
1.最後に質問を受け付ける
“As for your questions, I will answer them at the end of my presentation.”
“There will be a Q&A session at the end of my presentation.”
“I will answer your questions after my prepared presentation.”
他の表現では、
“There will be time for questions at the end of the presentation.”
“We can have a question session after my presentation.”
“I will be happy to take your questions at the end of my talk.”
プレゼンの最後まで、質問を控えて欲しい旨をもう少し直接的に伝える場合は、
“I would appreciate if you hold your questions till the end of my presentation.”
“I would like to ask you to save your questions till the end of my talk.”
“I would ask that you hold your questions till the end of the presentation.”
2.プレゼンの最中にも質問を受け付ける
プレゼンの最中に質問にも前向きに受け付けることを伝える場合は、
“Please feel free to ask if you have any questions along the way.”
“If you have any questions, you can ask me any time during the presentation.”
“I invite you to stop and ask any questions you may have during my presentation.”
プレゼンの最中に質問を受け付けるものの、少し消極的に伝える場合は、
“You may interrupt me to ask questions during the presentation, but there will be time for questions at the end of my talk.”
こうすれば、常時質問を受け付けるというオープンさを醸し出しながら、プレゼンの最中に質問が出るのを多少なりとも防げるでしょう。
以上、英語でプレゼンする際の「質疑応答のタイミングを伝え方」についてご紹介しました。
今日の内容の解説動画はこちら
「質疑応答のタイミングを伝える」
(解説:ヘンリー高杉 3分53秒)
参考書籍
実践・プレゼンテーションのセオリー―Goサインを引き出す究極のテクニック(高杉尚孝)
日本語のプレゼンテーションの本ですが、プレゼンの仕方やスライドの構成は、日本だけでなくグローバルに使える方法を紹介しています。
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