プレゼンテーションの内容の理解を促す上でとても大切な手続きが、プレゼン全体の構造を伝える作業です。
簡単に言えば、「目次」のことです。英語では、Outline(アウトライン)、Agenda(アジェンダ)などの表現があります。
アウトラインでは、具体的な中味に入る準備段階として、何をどんな順番で説明するかを伝えましょう。聴衆に、後に続く内容を理解してもらう上でとても有益です。言わば、後に続くメッセージの入れ物を聴衆に提供する作業です。
では、目次(アウトライン)を紹介する英語表現の文例を見ていきましょう。
1.目次(アウトライン)のスライドを見せる時の第一声
“Let me show you the agenda of this presentation.”
“Here is the outline of my presentation.”
“This is what I will be presenting today.”
2.アウトラインのアウトラインを説明
必要に応じて、アウトラインのアウトラインの紹介も加えましょう。
“My presentation is divided into five parts.”
“This presentation has three parts.”
“My talk today will have five parts.”
項目の表現としては、上記のpartsのほかにも、
sections、segments、 topics なども使えます。
3.アウトラインの各項目を伝える
スライドに項目は書かれているものの、全部声に出して伝えた方が親切です。
“First, I will introduce the issues.”
“Then, the causes.”
“Followed by presentation of my solutions and actual examples.”
“Lastly, I will conclude with a summary.”
上の例は、目次が5項目の場合です。3行目の「Followed by …」で、2項目紹介しています。
もし、項目が7つある場合は、例えば、
“I will start with ~ first.”
“Then I will ~ .”
“Thirdly I will ~ .”
“Then I will ~ .”
“After that, I will ~ and ~ .”
“And lastly, I will conclude with ~”
のような説明をします。
紹介の表現としては、上記の I will introduceに加え、
“I will mention ~”
“I will touch on ~”
“I will speak about ~”
“I will describe ~”
“I will talk about ~”
などがあります。
4.アウトライン・スライドのサンプル
最後に、アウトライン・スライドのサンプルを掲載します。
「コミュニケーションの重要性」についてのプレゼンの目次です。
以上、英語でプレゼンする際の「目次(アウトライン)」の伝え方についてご紹介しました。
by 高杉尚孝(たかすぎひさたか)
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今日の内容の動画解説はこちら
「目次(アウトライン)で全体の構造を伝える」
(解説:高杉尚孝 4分9秒)
参考書籍
実践・プレゼンテーションのセオリー―Goサインを引き出す究極のテクニック(高杉尚孝)
日本語のプレゼンテーションの本ですが、プレゼンの仕方やスライドの構成は、日本だけでなくグローバルに使える方法を紹介しています。
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