どのように英語を学ぶと良いかという質問をよく受けます。
効果的なやり方のひとつに、シャドーイング(Shadowing)があります。
聞いている英語をそのまま「おうむ返し」に反復する学習法です。私も、中学生のころからやっています。
(最後に解説動画があります)
シャドーイングのメリットとしては、まず、それが聞き取りの練習になる点です。
自然な音調やスピード感に慣れることができます。同時に、新たな情報をインプットできます。
さらに、シャドーイングはスピーキングの練習になります。
聞き取り同様に、スピーキングも音調やスピード感の練習になります。
短所を挙げるとすれば、
スピーキングですので、人ごみでは実践しづらいという点だと思います。電車やバスの中では周りの迷惑になります。
口パクでもそれなりの練習にはなるはずですが。。。
シャドーイングする際、英語を日本語に訳そうとしない、これが大切です。
何も考えずに、本人になりきって英語としてインプットしながら、そのままアウトプットします。
感情を込めながら、身振りもつけると効果的です。
あとは、つかえてもそのままどんどん進めることです。つかえるごとに戻っていると大変な作業になってしまいます。
シャドーイングはエネルギーを消耗する練習法です。ですから尺としては、3〜5分程度がよいと思います。
同じ材料を、スムーズにリピートできるまで根気よく繰り返しましょう。ビギナーであれば、同じ材料を最低30回はトライしてください。
内容としては、自分として関心があり、かつレベルとして、手応えのあるものがよいでしょう。
また、文字として読んで、理解できる内容がよいと思います。
材料は、ネット上にたくさんあります。
そこには、ポッドキャストもあります。ユーチューブ(YouTube)もあります。
動画の方が、表情や身振りも確認できるのでオススメです。
一例として、リーダーシップの分野でとても有名なローザベス・モス・カンター教授の動画を紹介します。
4分を少し切る長さです。とてもスタンダードなアメリカの英語です。もちろん、内容もしっかりしています。
トランスクリプトもあるので文字で内容の確認ができます。
by 高杉尚孝(たかすぎひさたか)
高杉事務所へのお問い合わせはtakasugisoken.comへ
<シャドーイング練習に使える動画の例>
Values in the Workplace Are Not a Luxury by ROSABETH MOSS KANTER
(カンター教授の動画を題材に)シャドーイングのサンプル動画をつくって見ました。
カンター教授に敬意を払い、“American Accent” でやっておきました。思った以上に早口でついていくのが大変でした!
シャドーイングのサンプル動画(頑張ってますw)
本日の内容の解説動画
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